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私広告制作裏話など、日常の棚からひとつかみ


by miuboss
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7号こぼれ話①

寝ようかと思ったのに、眠れなくなったので何か書きます。

7号の特集に関連して、鎌倉案内をやっている。
1人1スポットしか紹介できなかったので、色々書き残しがある。

寺院はどこも好きなので、これといったものを挙げるのは避ける。
ただ長谷・源氏山周辺は美味しいお店が沢山あるので、街歩きも楽しい。

「くずきり みのわ」は、綺麗な庭園があり、そこで食べる葛きりは
最高である。夏の暑いさなかに、竹林を見ながら葛きりをつるり。
気温は暑いのに、体がひんやり涼しくなれる、粋な甘味所です。
冬は粟ぜんざいがお勧め。丁寧な仕事がなされてる漉し餡が絶品!

甘いものはちょっと…、という人にお勧めなのが「宮代商店」のコロッケ。
まず驚くのがコロッケの種類。正確に数えたことがないのでわからないが
オーソドックスなものから変り種まで、10数種はあるのではないか。
注文してから親父さんが1つ1つ揚げてくれる。いつでも揚げたてが
食べられるのは嬉しい限り。ここのコロッケはもともと味が付いているので
ソースをかけずに食す。店先で食べてもよし、歩きながら食べてもよし。

お土産には、ベタだけれども「力餅屋」の力餅がお勧め。
当日食べるようの餅と、3日以内に食べる餅は中身が微妙に違う。
その丁寧な仕事は感心するばかり。さすが江戸時代から続く老舗。

場所はちょっと変わるが、小町通りにある「コクリコ」のクレープも美味しい。
生地がほんのり甘く、あの純和風な鎌倉の街が一瞬だけパリになる。

食べ物ばかりでもなんなので、お勧めスポットも紹介いたしましょう。

これ、よく言ってるので知ってる人も多いかもしれないけど、稲村ガ崎から
恵風前と呼ばれる辺りまで海沿いは本当に心が和む。ちなみに七里ガ浜は
日本の渚100選に選ばれている。広く長く続く海岸線は気持ちよい。

134号線沿いを歩くもよし、砂浜を歩くもよし。堤防で海を眺めるもよし、
砂浜に寝転がるもよし、水遊びするのもよし。ただし遊泳は禁止です。

稲村ガ崎を境に、海の雰囲気がちょっと変わるのも散歩しているときの見所。
稲村から江ノ島よりは、どちらかというとのどかな感じだけれども、鎌倉よりは
古戦場であった頃の雰囲気が今でも何故か伝わってくる。

稲村は新田義貞が、鎌倉攻めの際、海の難所といわれたこの場所の波打ち際に
進路を作るために、自身の黄金の剣を投じ、海に祈りをささげた場所でもある。
ちなみに剣を投げた結果、潮が引いて進路が開け、新田軍は一気に鎌倉を
攻め落とすことになるのだ。

しかし、この話には諸説あり、義貞は潮が引く時間を知っており、軍の士気を
上げるために剣を投げたのではないかとも言われている。パフォーマンスね。
きっと、これが本当なんだろうな。

そういえば、最近は波乗りなんかで鎌倉によく行くけども、ここは古戦場なんだね。
自分で書いててはっと思い出した。あの妖気、きっとそこから来るのだろう。
日本でも、あの独特の雰囲気があるところは少ない。だからふと足が向くのだろう。

来週辺り、歴史を訪ねに鎌倉に行こうかな。
久々に歴史好きの血が騒いだよ。
by miuboss | 2005-06-27 04:14